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「或日朝課」
山田晃一
(上平十一真)
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烟霧曚曚として早晨を鎖し |
(評)
○詩題「或日」は、和臭なので「秋日」と変えた。
○承句 「絶紅塵」の主格が「間情」つまり「静かな心」とすれば、おかしいので、外界の何かが必要となる。つまり外は未だ暗く、視力に頼れるものではなく、聴力に頼れるものでなければならない。
○転句「鐘清香繞」は「東方白」に結びつける語句としては弱いので変えた。
○結句「覚来続経」 、「来」を仄字としているが、平字であるから二四不同の作法に反するので代えた。
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烟霧曚曚として早晨を鎖し |
(烟霧)けむりのような霧(鎖早晨)夜の明けるのをさまたげる
(耳辺松籟)耳元で聞く松風の音(断紅塵)俗世間のほこりを断つ
(東方白)東の空が白く夜が明ける(無礙身)自由自在でこだわりのない我が身