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第十回

「改暦祝辰」
山田晃一
(下平二蕭)

瑞雪祥を呈す献歳の朝
一声の雉唱青霄に響く
梵行の翻転は三点に到り
年賀の檀徒富饒を願う

(評)
○この詩元旦の朝の情景を詠じ、よく整った詩。
○とくに承句は、雉の一声が青空に響く、はりつめた情景を出してよい。
○転句は今一つ、リズムが悪いので代えてみた。大般若を修する姿を素直に詠じた方がよい。

(添削詩)

瑞雪祥を呈す献歳の朝
一声の雉唱青霄に響く
三更独坐して般若を修せば
年賀の檀徒富饒を願う

(献歳朝)年がかわる朝。正月の朝(一声雉唱)雉(きじ)の一声
(青霄)青い空(修般若)大般若を転読する
(願富饒)物や金が豊かになることを願う


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