このページは、住職晃一が法友会(能代山本地区曹洞宗寺院の有志で作る勉強、親睦の会です。)で行っている漢詩の勉強の様子を載せております。恥ずかしい限りですが、これから勉強なさる方の励みになればと思っております。笑わないで見て下さい。尚、添削指導は、山本郡琴丘町松庵寺住職、渡辺昭雄老師です。
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第十四回

「春色雑詠」
(上平一東)

萋萋たる芳草川を渡るの風
満目の黄砂春月朧なり
霹靂一聲天地覚め
花瞬刻に開くも旬を数えて空しし

(評)
○この詩、前二句は、川風によって大陸からの黄砂が吹きよせ、春の月もおぼろにみえるという春特有の状景を詠じてよい。
○転句下三字「天地覚」は、結句「花開」のきっかけとして、これを「林下雨」とし、春の温かい雨に触発されて桜の花が開いたとすればスムースに連結する。
○結句「花開瞬刻」は「桜花薄命」とした方がスッキリする。

(添削詩)

萋萋たる芳草川を渡るの風
満目の黄砂春月朧なり
霹靂一聲林下の雨
桜花薄命旬を数えて空しし

(萋萋)草や木が茂っているさま(芳草)かぐわしい草(霹靂一聲)かみなりの一声
(林下雨)桜の木にふった雨(薄命)命が短いこと(数旬空)十日で散ってしまう


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