![]() |
![]() |
「寒行」
(上平十四寒)
長宗寺住職 柳川宣史老師
|
(評)
〇承句の「風籟」は風の音の意、「翻裙」と結びつけるにはいかにも弱いので、「風烈」とした。この方が冬の寒さがよりよく表現できる。
〇転句がこの詩の眼目なれど、「歩」は承句と合わせると三字となり、冗字の感をまぬがれない。しかも表現に無理があってまずい。詠ぜんとする意図はわかるが、代えた。
〇結句「諳」は、「誦」ととした方がよい。
|
(白漫々)雪が白く積ているさま。
(翻裙)衣のすそをひるがえす。
(円笠芒鞋)円い笠とわらじ。
(方外衲)出家の身。
(格心肝)心を正しくする。